話題の怒らない子育て・叱らない子育て
最近、怒らない子育て、叱らない子育てが話題になっていますよね。自分にも小学生以下の子供たちがいますが、正直「無理でしょ・・・」って思ってました。
でも、子供って何度怒っても同じ事をするんですよね。それで更に怒ってしまい、時にはわかってもらおうと、お尻を強く叩く事もありました。それでも同じ事をして、こちらが虐待もちらつく精神状態にまで来てしまい、このままでいいのかなと本当に思い直しました。
怒っても効果がないとしたら・・・それで辿り着いたのが「怒らない子育て」。今まで半信半疑だったけど、もう少し良く知ってみようと、ネットで色々調べて見ました。
怒らない子育ての要旨
色々な方々が述べていますが、ざっくり総合すると、きちんと叱るべき時(他人に迷惑をかけえる、相手に危害を与える、自分が危険な行為をするなど)以外は、叱る必要がない、という事ですね。でも一杯一杯の親は、言うべき事を怒って伝えてしまってるケースが多いと。(何かをこぼしたとか、なかなか宿題をしないとか)。
それらを読んで、確かに自分は恐怖政治を敷いていたと気がつきました。言っても分かってもらえないから、インパクトに残る様に恐く伝え、それでも伝わらないなら痛みで覚えてもらおうと・・・。でもそこまでやっても子供は痛みさえ忘れて同じ事を繰り返すんですよね。
ではどうしたら、少しでも効果的に子供に分かってもらえるのか。子供の年齢にもよりますが、「子供に考えさせる」のが良いようです。
例えば我が家の一例ですと、
子供たちが朝ご飯をのんびりと食べている
→時計みてね、何分までに食べ終わらないと遅れちゃうよね、と促す
→しかし頑張って急いでるそぶりもない
→私も弁当の支度をしながら時々チェックするが、食がちっとも進んでない
→また怒らず諭しても分かったとは言うが、結局相変わらずのペース
→残り5分で私が「早くしなさいー!!遅刻するって言ってるでしょー!!」と怒鳴る
→慌てて時間内に食べ終わる
結局怒鳴ったらやるんです。でも、また同じ朝がくる。そして怒らざるを得ない。
それを、「子供に考えさせる」としたら、どうしたらいいのでしょうか。
子供に考えさせる育児
私が色々読んだ中では、最初が大事に思います。食事の前に、一言何か言うんです。例えば、
「いつもみんなが食べ終わらなくてお母さん怒っちゃうから、今日は怒らないようにするから、頑張って時間内に食べ終わろうね。できるよね。いつも時間内には食べ終わってるもんね。」
確かにそうなんです。いつも時間内には食べ終わってるんです。怒られるからなんですが。それを、最初に言ってしまう、「できるよね。いつもできてるもんね。」これは目から鱗でした。最初から相手を肯定する。やる気にさせる一言を見つける。
もし「できない。」が答えだったらどうするか。そしたら「どうしたら食べ終わるかな?」と逆に聞く。もしかしたら、もっと早く起きると言うかもしれないし、もう少し量が少なくていいと言うかもしれない。それを一緒に考えて実行するそうです。
母親のおごりかもしれませんが、感覚でこの子はこれくらいの量、この時間で食べられるってありませんか。だから何でこれくらい食べ終わらないの!?といつも思ってしまっていたのですが・・・その親の勝手な期待がいけなかったみたいです。大人は理屈が通じるのですが、子供には通じない。そこでいつもベースにあるべき考え方を学びました。
子供は本能で生きている
だから、食べるのが遅くて怒られたから次は早くしようとはならないみたいです。その時大好きな朝ごはんなら早く食べるけど、眠かったり、喜びのないメニューだったらペースも落ちる。そう思うと相手の立場に立つ感情が育ってないように感じますが、ただ一つ言えるのは、子供にとって「親に喜んでもらえるのが本当に嬉しい」事なんだそうです。この本能に沿って自ら親が喜ぶように動いてくれると、親もハッピーですね。そこで大事になるのが「褒める事」なんですね。すごい逆転の発想です。
そこで、最初に「あなたなら出来るよね。」とヨイショしておいて、本当に出来たら「すごいー!!お母さん、本当に嬉しい、助かった!!」と褒める。それを繰り返すと、子供もお母さんを喜ばそうという発想で期待通りに動くようになっていく・・・らしいです(笑)
子育てが育児書通りに行くわけありませんが、新しい発見と期待を込めて、シェアさせて頂きました。今度は実践して体験をシェアさせて頂きます(^ ^)