驚愕!!サンドイッチにゴマ入りと知らず食べた少女がアレルギーで死亡・・・エピペン2本打つも間に合わず・・・

イギリスで起こった、とても悲しい事件です。

2016年7月16日、イギリス在住のナターシャ・エドナン=レイプローズさん(当時15歳)は、英サンドイッチチェーン「プレタマンジェ」でサンドイッチを購入し、それを食べた後に重篤なアレルギー反応を起こして死亡しました。


出典:BBC News

ナターシャさんはゴマアレルギーを持っていましたが、包装のラベルにはゴマが記載されていなかったことが明らかになりました。

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事故の経緯

ロンドン西部フラム出身のナターシャさんは2016年7月16日午前7時(日本時間午後3時)ごろ、ヒースロー空港第5ターミナルの店舗で買ったアーティチョークとオリーブ、タプナード入りのバゲットサンドを食べた。

その後、搭乗したニース行きのブリティッシュ・エアウェイズ(BA)機内で離陸から約20分後に体調を崩し、心臓停止状態となり、その日のうちに亡くなった。

ナターシャさんの父親ナディムさんの声明によると、ナターシャさんは親友のべサニーさんとナディムさんと共に、夏休みに4日間の「特別なごほうびの旅」に出るところだった。

ナディムさんは、ナターシャさんがのどのかゆみを訴え、胸部に赤いじんましんが出てきた段階で最初のエピペンを打ったという。

その後、改善が見られなかったため、2度目のエピペンを打った。

「ナターシャはそれでも息ができないと言って深刻そうに私を眺め、『お父さん助けて、息ができない』と訴えた」

ナターシャさんはその後すぐに意識不明となり、ニースに着くまで乗員と同乗していた医師によって心肺蘇生を受けた。

ナディムさんは「ナターシャさんの命を救うのに完全に集中」し「彼女に生き延びるよう呼びかけた」が、ニースの病院でその希望が失われ始めたとき、母親と兄弟が最期の別れを言えるようナターシャさんの耳に携帯電話を当てたという。

「あの電話の痛みと苦しみは今まで経験したことのないものだった」と、ナディムさんは声明で述べている。

出典:Yahoo!ニュース

サンドイッチの包装ラベルに「ゴマ」の記載なし

死亡したナターシャさんの父親ナディムさんによると、ナターシャさんが購入したサンドイッチの包装ラベルには「ゴマが入っているとの表示や注意書きは一切なかった」とのことです。ナターシャさんの死後、別の店舗で同じ商品の成分を確認したらパンにゴマが入っていることがわかったそうです。

これまで抗ヒスタミン剤やエピペン、吸入器といった治療薬がアレルギー反応に効かなかったことはなかったナターシャさん。しかし、ロンドンからニースまでのフライトは2時間あります。エピペン2本を持ってしても、この2時間は乗り切れなかったということなのでしょうか・・・

機内という上空で、ただただ到着を待つしかなかったナターシャさん、お父様、ご友人のお気持ちを想像するだけで、本当に胸が苦しくなります。

父親のナディムさんは、「プレタマンジェのような食品大手がサンドイッチの成分表示を間違え、娘の死を引き起こしたことにショックを受けた」と語っていたそうですが、プレタマンジェの代理人はその主張を否定しています。同社は通常、商品ラベルに成分表示を行っていないため、ナディムさんが商品包装について「不運にも間違って」記憶しているのではないかと指摘しています。

この事故をめぐる裁判が9月24日から5日間に渡って行われています。

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ネットの反応

・亡くなられた方、お気の毒です。
食物アレルギーは重篤だと死に至るということが、また一つ悲しい事例で証明されてしまいました。日本の菓子など、直接材料に使用していなくても「小麦と同じ工場で生産しています」という表示があるくらい気を使っていて、正解だと思います。

アレルギーは体調などによって症状の程度も変わることがあるから、ふだんの様子からはここまで酷い反応が出るとは予測できなかったのかもしれない。
ご本人はもちろん、お父さんの辛さを考えると胸が痛いです。

・成分表示を過信してはいけないというのはその通りなのでしょうが、何もかも全て一から作るなんて実際難しい。やはりメーカーさんも大変でしょうが、なんとか正確な表示をとお願いするしかないと思います。

・チェーンのアイスクリーム店では、アレルギーのある子へのお土産にアレルギー対応の品しか断固として売ってくれなかった。
本人は慣らしもしてて、医師から許可ももらってたし、普段からそこで普通のメニューから食べられるものを選んで食べていたのだけどね。(デッシャーに付着し残った程度なら問題ない状態になってた)
でも、店としてはこれくらい厳しいほうが妥当なんだと思う。

・今はすごくアレルギーの種類も多くて、同じ生産ラインで作ってるだけでもだめだったりとなると作業員が家で食べて出勤とかでもだめかもしれないしミスもあるだろうししイチ企業の手に負えないというのはわかる
がんばってるけどすべて手作りは大変という親御さんの意見もわかるどうやったら解決するのか本当に難しい問題で切ない
ただやっぱり飛行機や新幹線のようにすぐに降りれない状況下では自衛するしかないんだろうという気がする

・死に至るほどのアレルギー症状が出るのなら、もっと気を付けて生活しないとならないのではと思う。作った側も人間だし、メーカーが有名だと言え100%信じて食べてしまうものなのでしょうか。死んでしまうのは自分なのに。慎重にならざるを得ないと思う。

・重篤なアレルギーを持つ人は、他人の作ったものを食べない方がいいと思う。人間はミスをするので。

・全ての成分を表示することには限界がありますから、大変不幸な事故だと思います。また、飛行機という閉鎖的な空間に長く滞在しなければならない状況の前に、そういったものを口にしてしまったことで、救命できなかったのではないかと思いました。やはり、重篤なアレルギーを持っている場合は、外食したりお店で購入することは避けた方が良いんだなと実感しました。

出典:Yahoo!コメント

ネットでは、生産者に注意を喚起する意見、アレルギー保持者に注意を促す意見、どちらにも共感する意見、様々ありました。日本でも、重篤なアレルギーを持つ生徒が、誤って配膳された給食を食べ、アナフィラキシーを起こして亡くなる事件が以前ありました。

食事を提供する側のミスは許されないものの、万が一を考えると、食べる側も防衛として何らかの対策が必要になってくると思いました。食べる側が子供の場合は判断もつきませんし、大人が守ってあげるしかありませんね。

今回の事故はフライト直前に食べたサンドイッチだったことが、本当に問題を投げかけています。移動や旅行で一定期間、病院に向かえない状況になる前の食事について・・・本当に考えさせられました。

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