観光ビザの延長
私は観光ビザで来ているため、中国に長期滞在するには夫の配偶者として、「居留許可証」というものをとらなくてはいけない。夫の会社は北京に本社があるため、手続きは全て北京でしなければならず、そのための費用は現在2900元(約43500円)と、決して安くはない。この値段は会社がいつも頼んでいるビザ代理店が出してきた値段で、実際は代理店によってまちまちである。色々調べた結果、5000元というところもあった。
観光ビザが切れる前に、手続きをするべきだったが、諸事情で遅れて、とうとうビザが今月10日(実は昨日)に切れることに(*_*;しかたがないので、とりあえず1ヶ月延長することにした。1ヶ月の延長だったら、ここ包頭(バオトウ)でもできる。しかし、延長は1回きりで、もう二度とできない。
私たちが問い合わせに行ったのは9月30日。しかし運の悪いことに、中国では10月1日から1週間、国慶節という祝日で、出入境管理局(ビザ関係のオフィス)がお休みになるという。よって、担当の役人から「必要書類をそろえて、10月8日に戻ってくるように」といわれた。
必要書類の準備で警察へ
必要書類は、①ホテルからの宿泊証明書、②銀行の残高証明、そして、③出入境管理局からもらった用紙に自分の名前・滞在先等記入し、そこに警察から印をもらうこと、の3つ。最初の2つは問題なくゲット。残るは、警察からの証明印。
警察も祝日はお休みだと聞いていたので、休み明けの10月8日の朝、さっそく出向いた。警察というか、派出所。窓口もなく、入ると一本の狭い廊下があり、そこに枝分かれて小さな部屋が並んでいる。建物も机などもとっても古い。入り口から入ってすぐの部屋に座って新聞を読んでいる警官がいたので、「ビザのことで来たんですが、この用紙に印を押してほしいんです」とお願いすると、「担当はあっちだ。」と無愛想・・・
その「あっち」の警官の部屋に入る。その警官(A)は、用紙と、ホテルからもらった宿泊証明書、私のパスポートをみて、おもむろに引き出しからノートを取り出し、何かをチェック。そして「金頂ホテルに住んでるんだな?」と聞いてきた。「はい。」というと、「担当は(B)だ。(B)は今日休みだ。明日来なさい。」と言った。
内心、「はあ?」と思った。休み!?1週間の祝日が明けたばかりで、さらに今日も休むのだろうか??「え、あなたじゃないんですか?(B)さんなんですか?」と聞いたが、「自分じゃない、(B)だ。(B)が印をもっているから、(B)しかできない。明日になったら(B)は来る、明日来なさい。」だけ。(B)が休みだったとしても、だったら(B)の仕事を誰かが引き継ぐのが普通じゃないか??でもここでは、それは普通じゃない。
出入境管理局へ
仕方がないので、とりあえず、警官の手紙なしで出入境管理局へ行ってみることにした。日にちも迫っているし、とにかく他の2つの書類が正しいかどうかだけでも、確認をとりたかったのだ。
しかし、出入境管理局でみたものは・・鍵がかかったドアだった。(-_-;)信じられない光景。確かに8日に戻って来いといったよね???でも休みじゃーん!!ここまでくるの、そんなに近くないんだぞ!!せっかく来たのに・・ビザは10日で切れるのに、明日来たとき書類が不備だなんて言われたら超困る、泣きそうな思いでいた時、別の部屋から私服の人が出てきた。さっそく尋ねる、「今日は休みなんですか?」「休みだよ。」でも諦めずに夫が一生懸命説明。「祝日前に来たとき、8日に戻って来いといわれたから、今日来たんですよ!」すると、じゃあこっちへきなさい、と別の部屋へ案内された。なんだ、言い訳すれば今日できるのか??
期待を胸に、つれていかれた場所は、犯罪担当の警察官の部屋。。。(>_<)夫がもう一度説明すると、「ああ、出入境管理局は今日まで休みなんだよ、明日戻ってきなさい。必要書類?どれどれ、ああ、”たぶん”これで大丈夫だと思うよ、私は犯罪担当だから、はっきりとは言えないけど、たぶん大丈夫。明日また来なさい。」・・・。なんてこった。。仕方なく帰宅。次の日のリベンジを誓う。
もう一度警察へ
翌日9日、警察が開く朝8時半と同時に、前日行った派出所へ直行。担当(B)がどこかへふらっといなくなる前に、来たところを捕まえる作戦!!しかし、担当(B)は見当たらない。また新聞を読んでる警官に聞くと、「もうすぐ来るよ、待ってなさい。」、と相変わらずそっけない(-_-)廊下に突っ立って待つこと・・20分くらい。(B)が来た!!(B)の後を追って(B)の部屋に入り、さっそく声をかけた。「これに印を押してほしいんです!」(B)は突っ立ったまま、書類をみて、「ああ、ビザね?金頂ホテルに住んでるの?ここの地域の担当は(A)よ。私じゃないわよ。」と信じられない発言<(`^´)>
夫がまた一生懸命説明。「違う、昨日きて(A)と話をしたら、担当はあなただといったから、私たちは今日また来たんですよ!!」しかし、(B)は、「違う、担当は(A)なの。」そして、自分のオフィスの中から大声で、担当(A)を呼んだ。「おおーい!(A)来てるー!?」そして誰かが、「まだだ!」と外から答える。叫ぶ方も叫ぶ方だが、実際答える方も答えるほうだな・・でも答えてるのが(A)だったら恐ろしいが・・・
ここまでくると、誰が正しいのかわからない。(A)が正しいのか?(B)が正しいのか?でも、昨日(A)はメモを取り出して確認した後、(B)が担当と言った。だから、(B)のはずでしょ!?内心(B)が信じられずに、「でも・・」とくいつくと、(B)は廊下に出て、(A)を探しだした。通りかかった警官が、「(A)はシャワーを浴びにいったよ。」と言った。それを聞いて(B)が、「シャワーだって、もうちょっと待ってなさい。戻ってくるから。」といって部屋に戻っていった。。私たちは呆然となった。え?じゃあ(A)な訳??昨日会った(A)??うう~!!怒りの気持ちを押さえながら、今度は(A)を廊下で立って待つ。。なんなんだ、みんないったい!?!?
しかし、いつまでたっても(A)はこない。次第に、(A)は本当に帰ってくるのか不安になってきた。このまま馬鹿みたいに1日待ってられない。もう一度(B)の部屋に行く。「(A)はまだこない、これに印を押してもらえないか?」と聞いた。すると、「担当は(A)だから、私はできない。でも、パスポートのコピーが必要よ、近くにお店があるから、そこに行って二人の顔写真の部分をコピーとってきなさい。」と言われた。
何でパスポートのコピーが必要なのか?何で何十分も待たせた後に今更言うのか?夫は、「だまって待たせるよりも、何かやることを与えたほうがいいと思ったんじゃないの?どうせ(A)はまだ来ないし、万が一必要だったら時間の無駄になるから、コピー取りにいこう。」と言った。不信感を募らせながらも、しかたなく店まで行ってコピーをとり、戻ってきた。また(A)を探すが、まだ来ていないようだった。仕方なく、(B)のところへ行く。(B)は、「コピーとってきた?よし、じゃあ(A)がくるまで待ってなさい。すぐ来るわよ。」
すぐ来る、すぐ来るって・・みんなすぐ来るって言ってるけど、全然すぐ来ないじゃん(>_<)しかも包頭は最近寒さが増して、派出所の中には暖房もなく、立って待つのも寒さで苦痛になってきていた。だんだんみじめな気持ちになりながら、廊下でただただ突っ立って待っていた。そんな私たちをみて、ローカル婦人が声をかけてきた。「あなたたち、何しにきたの?」「ビザの延長です。」と答えると、「あー、そう。」と言って去っていった。私たちを心配したのではなく、ただのやじ馬おばさんだった・・(*_*;
しばらくして、通りかかった(B)が、まだ突っ立って待っている私たちを見て少し哀れに思ったのか、「(A)はまだ来ない?じゃあついて来なさい。所長が代わりにやってくれるか、頼んでみるから。」といってくれた!ほのかな期待を抱いて(B)と所長室に入る。しかし・・・所長は一喝!「それは(A)の仕事!(A)は昨日残業したから今シャワーにいってるだけだ!すぐ戻ってくる!待ってなさい!もうすぐだから!」と言って私たちを追い返した。ひ、ひどい・・同情のかけらもない・・・それどころか、権力の塊だった<(`^´)>
やさしい副所長
待つこと・・1時間くらい・・副所長が声をかけてきた。「まあまあ、座って待ちなさい。」自分の部屋へ通してくれた。事情を説明すると、「そうか、(A)は昨日残業して遅くまでいたんだ、だからシャワーを浴びにいったんだ、もうすぐ戻ってくるから待ってなさい。」そして、ソファに座るように言われ、自分の弟が日本の名古屋で10年働いていると教えてくれた。ああ、ちょっと理解者がいた・・嬉しくなった。
実は、私が日本人だからこのような扱いを受けるのか?と少し疑問を抱いていた。どうして(A)は自分の担当なのに、昨日やってくれずに(B)だといったのか。単に間違えたのか、意図的なのか。それとも(B)がうそをついているのか。シャワーに行ったというのは本当なのか?待っていれば(A)は本当に帰ってくるのか?だんだんネガティブな憶測が浮かぶ。そんな中、この副所長の言葉は信じられた。待つことにした。
警察到着から1時間半ほどして、(A)が帰ってきたと誰かが報告にきた。副所長が「ここで待ってなさい。」と言って、部屋を出て行った。どうやら(A)に話をしてくれているらしい。そして副所長は戻ってきた。「いま準備してるから、もうちょっと待ってて。」「はい。」・・・そして5分ほど待つ。しかしなんの音沙汰もない。私が気になって、廊下にでようとすると、「ああああ、座って待ってなさい。今くるから!」と止められた。なんなんだろう!?なんだか、今は(A)に会わせたがらない様子。仕方がないから、座って待つ。。まただんだん寒さが増してきた。(A)は何をしているのか?我慢ができなくて、夫に不満いっぱいの声で「すっごい寒いし、おなかすいた・・」と言った。そう、私たちは朝から何も食べていない。手続きがこんなにかかるとは、夢にも思わなかったのだ・・・
副所長は私の不満いっぱいの声を聞いて、ちょっと悪いと思ったのか、私の書類をもって部屋を出て行った。そして、彼の声が隣の部屋から聞こえた。「2人の外国人がずっとまってるんだ、ここに印をおしてあげなさい。」と誰かに頼んでいた。は??(A)じゃなくても押せるのか??私はこっそりその部屋を見に行った。副所長はみたことのない女性に頼んでいた。夫いわく、秘書のような女性で、どうせ(A)も彼女に指示して印を押させるんだろう、とのこと。ただ、(A)がなかなか指示しないから、副所長が指示してくれたんだろう、とのことだった。
そして副所長は書類をもって部屋に戻ってきた。「はい、印を押したよ。」そこには、しっかり印が押された書類があった(T_T)(T_T)結局、副所長がやってくれたのだ。(A)は何もしていない、(B)も何もしなかった、コピーをとりに行けと言ってきたけど、コピーなんかいらなかった、結局、副所長の一言で片付いた!!この1時間半はなんだったのか!?!?なんなんだー!!
そして私たちが帰ろうとすると、制服を着て自分の部屋に座っている(A)を見つけた。文句の一つも言ってやりたくて、部屋に入って「印もらったぞ!」とばかりに書類をみせた。しかし(A)にはもちろん、昨日私たちを追い返した反省の色なんか、一つもない。むしろ、自分を正当化したいのか、もう一度書類を見せるように言ってきた。ホテルの宿泊証明書、私のパスポート、そして夫のパスポートまでもチェックしながら、色々質問してくる。「いったいなんの必要があるのか?普通、チェックしてから印を押すんだろう?」怒りを抑えながら、質問に答えた。そしてあたかも仕事をしているように、小さなノートに私達の名前、ホテルの部屋番号、携帯番号をメモし、さっきのパスポートコピーも取った。(だいたい、ホテルの宿泊者は警察に登録の必要がなく、このホテルに住んでいる夫の同僚・家族の誰一人として、警察に登録している人はいない。)しかし(A)は、ホテルに長期住む場合は登録が必要なんだ、と偉そうに言いながらメモしていた。私は、「はい、はい。」と思いながら、もうどうでもいいという気持ちになった。
再度、出入境管理局へ
そこから、急いで出入境管理局へ直行!!外国人ビザ窓口へ向かった。9月30日に対応したスタッフがいた。まず一言、「昨日きたけど、閉まってましたね。」と文句(-_-)彼は、「ああ、昨日まで休みで今日からなんだ。」ともちろん謝る訳がない。そろえた書類をみせると、「この申請書に記入して、あそこで写真をとって戻ってきなさい。」とのこと。その指差された方向をみると・・人でごった返していた・・・「人が多すぎる!私は写真を持ってきた、写真ならある!」と証明写真をみせたが、「デジタルで撮ってファイルを残しているんだ、だからあそこで撮らないとだめだ。今朝、子供がフラッシュの電球を壊して、今は取れないけど。申請書に記入しているうちに、直るだろう。」と言われた。子供が電球を壊した~!?そして今は撮れない!?どういうことだろうか。人に聞いた話では、現在誰かが外に電球を買いにいっているらしい・・・電球の予備がないとは・・・とにかく連休明けにこれでは、なんとも不手際・・・
しかたないので、先に申請書に記入をすませ、その部屋に無理やり入ってみた。よく見ると、その部屋にはコピー機と撮影所が一緒に入っていた。そして、この人だかりは、コピーをとりたい人達と、写真を撮りたい人達のかたまりだったのだ。誰がどの列か全くわからない!!ほとんどがローカルで、海外に旅行などで出国するため、申請をしに来た人達だった。この人達を押して自分が前に行かないと一生たどり着けないと思われた。迷っていれば、後ろから後ろから、人が割り込んでくる(T_T)あまりの混雑に、押された人がたびたび気づかず部屋のスイッチを触ってしまい、部屋の電気が消える。そして役人がどなる。「おい!電気消したな!つけなさい!」
だったら、列をつくるように促したらどうか、それか番号札でもくばったらどうか。。そしてしまいに役人は、「人が多すぎる!午後戻ってきなさい!」といいながら、私たちを押し出した(>_<)私たちは押される。が、またもちろん引き返して、我先にと写真担当の役人に迫る。「写真を撮りたい!これが申請書だ!」といって、みんな写真担当の役人に申請書を渡そうとするが、役人は「今日は人が多いの!午後戻ってきなさい!」の一点張り。そしてなんども私たちを押し出した。しまいには、「まだまだこんなに撮影を待ってる人がいるの!」といって、申請書の束を見せた。そして、「ああ、人が多すぎて、いつお昼の時間がとれるかわからないわ!」と自分のお昼の心配を大きな独り言で言い出した。そういう問題じゃないだろーー<(`^´)>
すると、どうやら電球が取り替えられたようだ、撮影が再開した!!また多くの人が写真担当に申請書を渡そうとした。撮影が再開したからか、その役人は何人かから申請書を受け取った。そしてまた「今日は人が多い!午後戻ってきなさい!午後戻ってきなさい!」と言い出した。なんて気ままな・・・そこですかさず夫が「彼女はビザ延長のため、写真が必要なんだ、私は午後仕事にいかないといけない、時間がないんだ、今とってほしい!!」とお願いした。すると、「他の人は朝から待ってるのよ!午後来なさい!」と言われた。夫は、「自分たちは昨日来るようにと言われて、昨日来たんだ!でもオフィスが閉まっていてできなかった!だから昨日から待ってるんだ!!」と言った。役人は返す言葉がなく、しかたない、といった顔をして、申請書を受け取った。良かった(^^)v
しかし、ひと時も気がぬけない。その役人は私の申請書を受け取ったものの、机の片隅にポンと置いた・・・これがどこかにいってしまったら、写真がとれない!!役人はたびたび、「午後来なさい!今日は人が多いの!」といって私たちを押し出すので、私は押されないように壁にへばりつきながら、私の申請書の行方を見守った。。。しばらくして、おそらく多くの人が午後くることにしたためか、写真希望者が来なくなった。そして、その役人も、たまっていた人達の撮影が順調に進み、人も減って気が安らいできたのか、写真を撮りたいという人がくると、再び申請書を受け取るようになった。しかし、よく見ると、後から来た人達の申請書を私の申請書の上に置いてるじゃないか!?おいおい、ちょっとまってよー(-_-;)
しかし、私たちも負けない。4、5枚が私の上にのった時、夫が「彼女のほうが早かった。」といって、私の申請書を抜いて、また一番上にのせた。役人は、「あ、っそ。」といった感じ。それからは、その役人が他の人の申請書を上にのせないように見守った。そして1時間以上待って、とうとう私の名前が呼ばれた。撮影用のいすに座る。カメラマンは、役人からもらった申請用紙にバーコードを貼って撮影をする。そのバーコードがPC側にもあり、後でプリントアウトしたとき、照合できるようになっているらしい。私は1時間ほど彼らの作業を見ていたので、よくわかっていた。と、遠目からカメラマンが持っている申請用紙を見た。「ん?何か違う!?」あわててカメラマンのところに行くと、やっぱり他人のだった!間一髪!!バーコードを貼られる前に気が付いた。恐ろしいー・・バーコードを貼られていたら・・またその修正にどんだけ待たされるかわかったものじゃない!!「それは私のじゃない!」と言って、自分のを探した。自分のは机の角から落ちそうになっていた。んも~(>_<)私の番だというから座ったのに、油断もすきもない!!
ようやく撮影が終わり、待つこと7、8分・・やっと写真を手にした。そしてもう一度、外国人ビザの窓口へ。全ての書類と写真を渡すと、「この申請用紙、ボールペン記入はだめなんだ。これで上からなぞりなさい。」といわれ、水性インクペンを渡された。「はあ、何がだめなの~・・・」と思いつつも、上からなぞる。さっき申請書を記入する時、テーブルがいっぱいだったので、私は持っていた自分のボールペンで記入したのだ。どうやら、テーブルに備え付けの水性インクペンで書かないといけなかったらしい。だったら、最初に言ってくれ~。そして、ようやく上書きして渡すと、今度は「パスポートの顔写真の部分のコピーが必要なんだ」と言われた。。だっだら最初にいっでぐれないがなー!?!?あんなに写真の待ち時間があったのだから・・。しかたがない、コピーをとりにいく。「これでどうだ!」とカウンターに戻った。
ようやく、「これで全てそろった。じゃああそこのカウンターに行って、お金を払って領収書をもってきなさい。」といわれた。お金の窓口は別なのだ。はあ、また並ばなきゃ。。(T_T)支払い専用窓口に行ってまた並ぶ。並んでいる間に、人が割り込もうとしてきた!!油断もすきもない。前にぎりぎり詰める。やっと自分の番がきた。160元(約2400円)を払い、領収書をもらってビザ窓口に戻る。ビザ担当者がその領収書の半分を受け取り、ようやく全て終了!!!!!5営業日かかるので、来週の月曜日、パスポートを取りに来るように言われた。今度は本当だろうな?と疑いながら、何度も念をおす。「来週の月曜日、15日ですね、その日は休みじゃないですね?」さすがに担当者も苦笑いをしながら答えた。「休みじゃない、15日で大丈夫だ。」
そして時計をみた、もうすぐ11時50分になろうとしていた。おなかもすいていたし、夫の仕事もあったので、あわてて家に帰った。夫が仕事に行った後、この一連の出来事を中国人の友人に話した。すると彼女はこういった。「うーん。。中国は他の国とは違うの。友達にならないと助けてくれないのよ。良いことではないけど・・でも中国ではそうしないと、何もできないの(^_-)」
まとめ
「郷に入っては郷に従え」とは言うけれど・・とってもハードな2日間だった。